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【第16回公演】インタビュー07 川田桜羅(高3)

川田 桜羅(ニックネーム:らら)
鹿屋女子高校3年

☆ヒメヒコへの熱い思いで、友の絆とキラキラ輝く演技を魅せます、さくらら!
ヒメヒコ歴:3年目
趣味・特技:吹奏楽で特にサックスが吹けること
幸せな時:人と話している時、みんなで力を合わせてする行事ごと

― では「さくらら」ちゃんからお話を聞きたいと思います。よろしくお願いしま~す!

お願いします。

― 今年はコロナのことがだいぶん言われなくなって、イベントなんかも増えて良かったね。お姉ちゃん達(ヒメヒコメンバーだった詩苑ちゃんと華菜美ちゃん:第10回第13回インタビューをご覧ください)も元気?

はい、元気です!

― それは良かった! では、早速ですけど、ヒメヒコは3年目になりましたね。あっという間だ~。この前、入って来たばっかりって感じだけど、もう3年生で卒業なんて。ヒメヒコ3年間頑張ってきたね。3年生になってヒメヒコやめちゃった子たちもいるけど、さくららちゃんは、進路とか忙しくなかった?

進路は大丈夫でした。

― もう決まったの?

はい、決まりました。

― どうするの?

市内の病院で働きます。医療事務みたいなので。

― そうなんだ~。じゃあ、もう安心していろいろできるね。

エンジョイしまくりです(笑)

― (笑)いいなぁ♪ 市内に引っ越しちゃうの?

引っ越します。

― ちょっと寂しいけど、どうだろう?

すぐ帰ってこれる距離だから~。

― 趣味・特技・好きなことは変わってませんか?

変わってないです。

― 最近サックスの方はどうですか?

一回コンクールで終了したんですけど、最近文化祭があって、それに3年生も出て、あと1月にある定期演奏会で最後です。

― じゃあ、ずっと続けてるって感じだね。昨年のヒメヒコの公演では、サックスを吹くという演出があって、すっごいカッコ良かったですけど、嬉しいよね~。自分の好きで頑張ってやってきたことを、舞台で披露できるのは。今年もあるといいなと思ってるんだけど、あるかな?

あります!

― 良かった~~。楽しみ~~♪ 昨年の同じ部分をまたするのかな?

そうですね。

― 去年、演奏してみてどうだった?

緊張しました。いつもはみんなで吹くじゃやないですか。でも一人だったので、緊張しました。

― そうだったんだ。吹奏楽部のクリスマス会とかでソロで吹くって言ってたよね?

ありましたね。

― そういう経験があったから良かったんじゃない?

はい、良かったです。

― そっか~。やっぱり一人でするのは緊張するのか~。

で去年はまだ規制されていたじゃないですか。高校生以下は入れなくて。今年はまだ分かんないけど、(規制がなければ、みんな来てくれることになるから)今年の方が、最後だし、緊張しちゃいそうです。

― え~、そうかな~。今までの練習の成果だから、大丈夫だと思うよ~。

1月に演奏会があるから、その時に頑張って・・・

― そうだね。それで自信を付けて。演奏会はどこであるの?

リナシティで。

― 曲目とかはどういうのを演奏するのかな。

1部、2部、3部ってあって、1部はコンクール曲とかで、2部は1、2年だけのとか、3年生だけのとか、あとアンサンブルとか、3部がみんなが知ってる曲とか。

― へ~、楽しみだね~。いつ?

1月7日だったかな

― 行ってみたいな~。ちょうどヒメヒコの公演前で、いい経験になるね!うまくできたら自信になるしね。

そうですね。

― じゃあ、さくららちゃん、自己PRとか、自分がどんな人かってことで、成長したとか変わったとか、そういうのありますか?

1年生の時と比べて、積極性っていうか、自分から行けるようになりました。

― え~、すご~い。

ヒメヒコに入ってから、たぶんなんですけど、学校でも先生とかに話せなかったんですけど、今はもう全然話せるようになって、逆に仲良すぎて(笑)

― 先生と仲良くなっちゃったんだ~(笑) それは自分から話をしようと思って、意識的に?

ですね。普通に友達といて、いたら話すみたいな。

― ヒメヒコに入って積極性が出てきたってことだね。自分の思っていることを表現するっていうトレーニングをするもんね、ヒメヒコでね。そういうのが先生や友達との間でできるようになったんだね。

意見とかも自分から言えるようになって・・・めっちゃ人見知りなんですよ。本当は。小学校の時も中学校の時も、お姉ちゃんやお母さんの後ろに隠れてて。高校になってから、お姉ちゃんがいなくなったっていうのもあるかもしれないけど、一人でできるようになって。

― へ~、そうなんだ。でも、さくららちゃん、人見知りに見えないんだけど。多分そうやって積極的になったっていうのが伝わってるんじゃないかな。自分でも良かったって思えるんじゃない?

友達とかも、よりしゃべりやすくなったって言ってくれて。一緒にいるからかもしれないですけど、グループがあって違うグループの子とかが隣の席になっても普通に話せるし。

― それはいいね~。いろんな人とのつながりとか、話ができるとかが嬉しいよね。ほんと、ヒメヒコ入ってて良かったね!

― では、さくららちゃんの幸せな時はどんな時でしょう?

え~、なんだろう。人と話す時かな。

― あ~、やっぱり、今できるようになったことが幸せだね。

はい。あと、行事ごととかめっちゃ好きですね。

― たとえばどんな行事ごと?

クラスマッチとかも好きだし、みんなで協力して何かをするってことが。この前、文化祭で「シンデレラ」をしたんですよ。クラスの劇で。で、(全学年の)クラスの中で(自分たちのクラスが)一番良かった~っていうのを先生たちが言ってくれて、あ~良かったなぁっと思って。

― 先生たちに、さくららちゃん達のクラスの演劇が評価してもらえたってことね~。さくららちゃんは、何の役だったの?

私はネズミ役をしました。みんな必ず出ようって、思い出になるしって言って、みんなが出られるのをしました。

― 脚本も自分たちで?

演劇部の子で、生徒会とかもやってる子がいて、その子がそういうのが好きで、考えてくれました。

― じゃあクラス全員で・・・えっと何人?

31人です。

― 31人みんなが何かの役をしたんだね!

そうです。

― すご~い。それはおもしろいっていうか、本当にいい思い出になるよね。クラスみんなで創りましたって。

担任も副担任もやって、ホントにみんなで(笑)

― 先生たちも!(笑) 先生たちが出るって思うと、何だかおもしろいね(笑)じゃあ、すっごい楽しい文化祭だったね♪

はい、最後だったんで。

― いい思い出になって、良かった良かった。

― さくららちゃん、3年間ヒメヒコを頑張って続けてきましたけど、乗り越えてきたことととか、仲間のこととか、今はどん気持ちで取り組んでいますか?

1年と2年の時は、七海(第15回インタビューをご覧下さい)がいたじゃないですか。七海がいて頑張れたっていうか。

― 七海ちゃんと励まし合ってたって感じ?

もとから話が合って、(七海は)1年からマナ役で、おぉすごいな~と思ってて、私はヒメヒコに入ったのもお姉ちゃんが入ってたから入ったっていうのもあって、1年の時には役をもらいたいっていう気持ちもなくて、別に入ってるだけだからって思ってたんですけど、七海の1年のマナを見て、わぁカッコいいな~、すごいな~って思って、2年の時は、七海が頑張ってるから私も頑張ろうって。なんか入っているだけだからいいやっていう気持ちじゃだめだなって、反省して、2年も頑張って、で3年になったら七海がやめちゃったじゃないですか。で、どうしようと思って。・・・しゃべる相手がいないとかじゃないんですけど、七海いないのか、みたいな。しかも、よしのさん(第15回インタビューをご覧下さい)とか、先輩もいなくなってどうしようって思ってたんですけど、なんて言うんだろう、友達は七海だけじゃないな、と思って、祈里(第15回インタビューをご覧下さい)とかも、やめちゃったけど、七海や、祈里や、琥珀(戻ってきました!)だけじゃないなぁと思って、ちなつとかも同じ学校で仲いいし、もかとかも途中から入って来たけどめっちゃ頑張っているし、そういうのを見て、頑張ろうみたいに思って。

― いろいろと見方が広がったんだね。

はい、考え方が変わりました。

― え~、この話すごく感動する~、私。涙が出て来るわ~(本当に泣けた)。仲がいいと、その子と本当にいろいろ切磋琢磨できてそれも大事なことだけど、そうじゃない他の人と話したり励まし合ったりできるっていうのも大事。

なんか3年生仲良過ぎっていうか、みんながそれぞれ意見を言うから、まとまるんだなって。誰一人言わないってないんですよ。だからたぶん、この仲の良さっていうのが続いていると思うし、あと気持ちが一緒っていうか3年間一緒にやってきたことを経験してきて気持ちが一緒だから、同じ目標がちゃんとあって仲がいいし、仲良くやっていけてる。

― へ~、そうなんだ~。これすっごい大事なことだし、みんなそれぞれが宝物だよね。でも、ひとりひとり意見をもってると、意見が違うこともあるけど、その時はどうなのかな。

みんなちゃんと、(別の意見として)あ、そっちもあるかみたいな。いったん、その意見を自分の中に入れ込んで、ちゃんと、こういう考えもあるよ、ってやってるから。

― さくららちゃんもそれができて、みんなもできて、それで仲がいいっていうのは本物だよね。言いたいこと言って、それを受け入れて、それでみんなが考えて仲がいいっていうのは。「団結」っていうか「絆(きずな)」っていうか、ヒメヒコの良いところだね。それで、さくららちゃんがそれを分かってて、仲間と一緒に頑張って来たっていうのが、私、本当に感動しますね。うん。本当にヒメヒコっていいよね。

いいですね~。

― そこに、さくららちゃんがいられた(頑張って続けて3年間いた)っていうのが・・・

すごい良かったです。

― 感動してもう何も言えません(笑)

― じゃあ、今、目標とか努力していることとかはありますか?

これから忙しい時期になるじゃないですか。ヒメヒコもあって、部活もあって、検定も多くなるんですよ。だから、何て言うんだろう、時間をちゃんと決めたり・・・目標というか、時間をしっかり決めること。

― スケジュール管理かな。

はい。で、今年1年生がいないじゃないですか。

― そうだね。0だもんね。

はい。で、私達はもう後は正直、卒業するだけじゃないですか。そしたらもう2年生だけになるじゃないですか。だから、高校生以下も入れて観に来れたら、ヒメヒコに入りたいって思えるような舞台を創りたい。で、途中から入っても、全然遅くないって伝えたいです。

― そうだよね。私も、いかに「生の舞台」を観てもらうっていうのが大事なことかって、昨年の公演で本当に痛感しました。

正直、変わらないだろうと思ってたんですけど、ホントに入ってこないから、入ってこないんだ、と思って。やっぱり舞台で耳と目で伝えることが大事なんだなって。夜公演とかも親と一緒に観に行ってじゃないと、親も行かなかったりして伝わらないというか、それを伝えきれないんだなぁとか、それも実感して、それも正直変わんないだろうと思ったんですけど、あ、こんな変わるんだって。

― 何しても入ってこないっていうのは、ほんと本番の舞台を観て伝えないとだめなんだなって思いますよ。だから、今年卒業のさくららちゃん達の舞台を観て、入りたいっていう子がいたら嬉しいよね。

ほんっとに嬉しいです。友達も最後だから見たいっていう子が多いんですよ。1年生の頃は見に来てくれた子もいたんですけど、やっぱり1年と3年じゃ思いが違うじゃないですか。

― そうそう。

だから観に来てほしいっていうのもあるし、友達も昨年観に来れなかったから観に行きたいっていう子も多いから。
あと、あれも体験してみたいです。「お見送り」。(公演後、ロビーでキャストが全員並んで、お客様に感謝を伝えてお見送りするヒメヒコ式の帰りのあいさつ)

― あぁっ、あれね~!!

やったことがないんですよ。お姉ちゃんの時から見てたんで、ずっと「わぁ、これやりたい!」って。やっぱいいじゃないですか。「良かったよ~」とか直接。別に知り合いじゃなくても、「良かったよ~」とか「頑張ってね~」とか言ってもらえて。お見送り、1回もやったことがないから。

― 卒業した先輩が言っていました。何が一番嬉しいかって、お見送りで「良かったよ~」とか「いい舞台をありがとう!」とか言われる瞬間が一番幸せで、また頑張ろうと思うって。しばらく、コロナでなかったもんね~。

3年生だけでもやりたいです!

― あれはもう熱気に包まれて、みんながやり切った~!ってね、もうお客さんも近くでキャストを見れて、直接話したり声をかけられるので、すごく喜んでくれるしね~。

最後だからこそ、いろいろ気持ちが強いです。

― だね~。それがあったらモチベーションも上がるしね。なんか、さくららちゃん、メンタルもすっごく強くなったんじゃない? なんかすごく伝わってくるよ。

ありがとうございます。

― では、そんなさくららちゃんから、公演に向けてのメッセージを伝えてもらえると嬉しいです。

今年3年生で最後だし、次入ってくる子にも、きついこともあるけど、公演を迎えた日は、誰にも負けないほど自分が輝いてるっていうか、主役じゃなくても、自分が一番輝いている、キラキラしている日だな、って思うし、だからこそ、最初ってなかなか入りづらいと思うから、そんなの関係なしに入って、4月から2月までは長いけど、本番を迎えるごとに思いも強くなるし、だからこそ、知らない子とかもちろん、知ってる子こそ是非入ってほしいし、公演では本当に3年生で最後だから、やり切りたい、やり切って、楽しかったこととか、感謝とか、2年生で終わっちゃった子、七海とか祈里とかに、3年間ちゃんとやってこれたよ、って、特に七海に伝えたいし、やっぱり最後だからっていう思いが強いので、だからこそ公演までは気持ちを一つにして、ちゃんとやっていきたいなと思います。

あとは、もっと、なんだろうな、感謝をちゃんと親にも伝えたいです。3年間ずっと送り迎えしてもらっているし(お姉ちゃんを入れたら確か9年間!?)

― 今からもうそんな気持ちがあるんだね。すごい!

あと、4か月くらい・・・

― 2月の最初だからね、3か月くらい。

え~、3か月、ヤバいっすね(笑) しかもヒメヒコは部活と違って、週に3日ぐらいだから。イベントあったとしたら、そのイベントの練習で時間削られるし、やっぱそう考えると(お稽古も)数えられるぐらいで、余裕ないし。一日一日を大切にしていきたい。

― すごくいい言葉だね。言葉っていうか、気持ちがすごい。ヒメヒコに対する熱さというか、ヒメヒコに真剣に向き合う熱い思いがすっごい伝わりますよ。今でさえこんな気持ちだから、公演になったら、もうボルテージがすごいことになるね(笑)

(笑)

― さっき、さくららちゃんも言ってくれたけど、本番の舞台って、ホントに一人一人が輝くんだよね。あれは何の力から分からないけど、今までの努力とか思いとかが・・・

そう、たくさん

― 詰まってるのが、パァっと光を放つって感じだよね。

確かに。

― 今日はさくららちゃんに、すっごくいい話を聞けました。ありがとうございました。1年生から3年生までの思いを聞けて良かったです。

ありがとうございます。

― 公演までもう少しですけど、今の気持ちからますます輝いて下さい♪

はい♪ ありがとうございました。

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