【特集】第15回　2022年3月5日　夜公演レポート

今年もコロナで、いろんな困難にぶつかりました。お稽古やオーディション、イベントなど、いろいろなことで影響がありましたが、感染予防対策をしながら慎重を期し、キャストの皆さん、本番の舞台に向かって、コロナに負けじと突き進んできましたね！

最初の公演予定は延期され、3年生のキャストは卒業もあり、公演ができるのかどうか、、やきもきとした日々が続きました。そして、公演開催決定！　身の引き締まる思い、2日間の公演を思う存分やり切る覚悟で、嬉しさの中にも心の中心に揺らぎのない舞台への熱い思いを秘めて、これまでの一人一人の努力の集大成を今ここに！　高校生以下の皆さんは入場できないなど制限のある舞台でしたが、厳重な対策をしながら舞台で歌や踊りや演技を披露することができたのは、奇跡に近かったと思います。

今年は取材陣も少数の許可のある方のみで、舞台関係者側と観客側（取材を含む）が完全に非接触でしたので、この特集もいつものように臨場感あふれる内容にはできませんでしたが、撮影班の舞台の写真から、ヒメヒコメンバーのみんなの舞台にかける熱い思い、厳しい状況の中での葛藤とそれを乗り越えてきた希望の光を感じて頂けたらと思います。

それでは早速、初日の幕が上がりますよ！！　まるで観客席に座って観ているかのように、「ヒメとヒコ　～ある王の物語」を、音楽や歌を想像しながら、心ゆくまでお楽しみ下さい。

※舞台撮影：小竹真吾

【前半】

夢の中　～出航

夢の中　～島の民と白い鳥

男は強くなくっちゃ？

昭彦先生と生徒たち

上山先生と2人の先生

姫子先生の思い

告白の時

ほこらで

タイムスリップ～島の民と王の娘たち

よみがえり

契りと祝い

倭（やまと）の使者

【後半】

舞

囚われ～祈り

戦いと制圧

願い～決着

2度目のよみがえり

後悔と希望

現代へ～再会

王の生涯～告白

未来

結

それぞれの思い、そして仲間

キャストの紹介♪

ありがとう～また会う日まで

この舞台の締めくくりのあいさつをしてくれたのは、ヒコ役、昭彦先生役を務めたじょういちろう君。コロナ禍の中での葛藤と、それでも自分を奮い立たせてきた気持ちと共に、ゆっくりと丁寧に語ってくれました。

「今回は入場制限などがあって・・・昨年の公演の時に、僕の友達とかが来てくれて、頑張ってね、という励ましの言葉をかけてもらって、それが僕にとってモチベーションになったし、だけど今年、高校生、学生が入れないということで、それを聞いた時に、すごくショック・・・だったです。ちょうど一年前、部活動とかが忙しくて公演を観たくても観られないっていう子がいて、1年間、来年は観に行くからって言って「楽しみにしてるね！　主役なんでしょ？」って言ってくれる友達がたくさんいて、それをもう一つのモチベーションにして頑張っていたところがあります。」

「とは言え、あとは、こうやって（公演が）開けたことに、まずすごく感謝してるし、今来てる皆さん・・・僕たちはやっぱりお客さんがいないと成り立たないというか、観に来てくれているお客さま達のためにやっているので、すごくこの公演があったことを嬉しく思います。」

「あと、少しだけ話をさせて頂きたいんですけど、・・・やっぱり自分たちが楽しまないと、お客さん達は楽しめないと思うので、ホントにこのメンバーで、このメンバーじゃないと僕はここまでこれなかったと思うし、本当にこのメンバーで良かったと思います！　そして何より、この3年生（のみんなが）が僕を支えてくれていたので、本当にそこは感謝したいと思います。」

「これを観て（会場に学生さんはいないけど）、ぜひ自分のお子さんがいたら、知り合いでもいいので、是非ヒメヒコに入ってくれると幸いです。本日は誠にありがとうございました！！！」

友だちの励ましって、キャストのみんなにとっては、本当に珠玉の言葉ですよね。
そして自分たちの自己満足ではなく、観に来て下さるお客様あっての、そしてお客様を楽しませる舞台だというプロ意識で臨んでいるということ、観客の私達にとって、とても嬉しい言葉です！　観に行けたお客様、本当に泣き、笑い、楽しみましたよ～♪　

観に行けなかったお友達や知り合いの方も、しばらくはYouTubeで動画ありましたけど、ご覧になられましたか？　それも見逃した方は、この特集で雰囲気だけでも味わって下さいね☆

さあ、いよいよ明日は千秋楽。コロナに負けず、明日の舞台に向かって、チェスト～～！！

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