[ブログ] トンボの大群が舞う ~神武天皇が命名した日本の名「トンボの国」~

遠き昔、
イザナギ・イザナミは大倭豊秋津島(おおやまととよあきつしま)=本州を産み、
「邪麻騰(やまと)」とした。(「大日本豊秋津島(読みは一緒)」とも)

時は下り、神武天皇が東征したおり、
神武天皇、嗛間丘(ほほまのおか)に登り、國の状(かたち)を眺め(国見)、
「姸哉乎(あなにや) ※『なんとすばらしい』という感嘆の言葉
蜻蛉(あきつ)の臀呫(となめ)の如(ごと)くにあるかな」とつぶやき、
ここに本州・日本は、「秋津州(あきつしま)」の呼び名となる。
ゆえに、日本は古来より「秋津島」=「蜻蛉(あきつ)=トンボの国」と呼ばれ、
稲が実りとんぼが飛びかう豊かな国土を表すこととなった。

写真に写りしトンボは、いかなる種類か・・・

「赤トンボ」なら、夏に羽化し次第に体が赤くなり、
暑い夏には、群れで高山などの涼しい場所に「避暑」に行く。

「ウスバキトンボ」なら、お腹は薄オレンジ色で背面に赤みがあり、
熱帯や亜熱帯地方から、群れで南風に乗って海を渡り、北を目指す。

トンボは「勝ち虫」とも称される。
古事記では、雄略天皇が狩りの休憩中、虻(アブ)が腕を刺したが、トンボがその虻をさっと捕まえ飛び去った。天皇はそのことを歌に詠んで讃え、日本(ヤマト)の国号を「蜻蛉島(あきづしま)=トンボの国」としたと伝えている。

それ以降、特に戦国時代の武将達にとって、トンボは勝ち戦への証となった。
トンボは後ろに飛ぶことができないから「前進あるのみ」という意味でも、
空中で素早く虫を捕食して食べることから「勇敢で攻撃力がある」という意味でも、
武具や刀装にトンボを意匠として用い、
トンボが、闘いを鼓舞し、「勝利」を呼び込む虫となった。

トンボには「精霊トンボ」とも呼ばれるものがいる。
トンボは、先祖の魂を連れてくる、人の魂を載せて運ぶとも言われる。
そう言えば、この写真のトンボの飛んでる様子は、飛行機にも見えませんか?
そろそろ、この地から旅立って大空に散った、特攻の人たちの魂が帰ってくる頃かもしれません。

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