写真コンテスト

かのや『ばら』と『海』フォトコンテスト2018受賞作品

一般部門『ばら』の部

一般部門『海』の部

浅井愼平氏コメント
 「ばらの部」は、クローズアップという点は相変わらずでしたが、今回は引きの画も結構ありましたし、対象のバラも色々なものを選んでいて、全体的に視野が広がったような気がしました。
 「海の部」は、皆さんそれぞれに、海の空気感や海独特の雰囲気を残してくれていて、全体的に良い写真が多かったです。シルエットが多くなりましたが、海には夕方の美しさがあるので、そこに目が行くのは仕方がないのかもしれません。
 以前より皆さん工夫するようになって、気を遣うところの幅が多くなっています。自分が発見したところで写真が終わってしまうわけではなくて、そこからどのように人に伝えるかということが大事です。見つけて「あ!」と思って喜ぶだけでは写真にはならないので、そこが難しいところではないでしょうか。
 今のカメラは押せば写ってしまうから、工夫や調節が少なくても撮れます。だからどうしても単純になりがちで、見えているから撮ればいい、ということになってしまいます。誰もが平均的に写真を撮れるようになった分だけ、競争が非常に激しくなってきているので、その分抜け出るのは難しいことだと思います。
 「バラ」の場合は雨の時があったり、「海」などの風景写真の場合は夜明けや夕景があったりと、様々な対象が表情を変える時にシャッターチャンスがあります。今回、上位には、写真を撮るタイミングが良かった方々が残っています。光の観察とか、風を読むとか、自然とどう対峙するのか、などが写真を撮る時の一つの態度として認められると思うのですが、今回は「バラ」と「海」のどちらも、作者の方々が気を遣っていたことが、良い結果を生んだのだろうと思います。
 写真に限らないのですが、あらゆる表現というのは、見つけるところから始まるので、それを相手に伝えるために創意工夫が必要になります。
 自由に面白がって楽しく撮って、何を伝えたいかを意識していれば、残るものがあるように思います。

アドバイス
入賞した方とそうでない方との間に、大きな差があるわけではありません。やはり、自分が何を撮りたいのかを明確に持つことと、それを求めて挑戦していくことが必要になると思います。
 「このぐらいでいいか」ということになりがちですが、もうちょっと撮れないかとか、頭の中に色々と、自分が目標とする写真に対するイメージがあるのとないのでは、結果として写ってしまったという写真があるので、それはそれで面白いのですが、やはり撮りたい写真が何なのかを、普段から考えることが大事かもしれません。
 今回は競争が激しく、賞に入らなかった写真の中でも、賞に入ってもおかしくない写真がたくさんありましたので、今後も懲りずに頑張ってほしい。

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