ヒメとヒコ

取材レポート&インタビュー

ヒメヒコチャレンジャー!どこへでも出演の心意気!!

 夏休み。たくさん時間があって、好きなことで来ていいなぁ、と思っていたら・・・
「みんな補習とか結構あって、ヒメヒコに来れない日もあるんですよー」

大変だなぁ~・・・それでもみんな、必死でヒメヒコの練習に来る。
すごいな。だからこの舞台の空気、明るくて、熱くて、澄んでいるんだ。
こんな毎日が積み重なって、みんなが「結(ゆい)」になっていくんだね。
「この日を、絶やさない」
ヒメヒコスタッフの言葉がじんとくる。
そして、今日も練習が始まります。

1. エピローグ 雑談の時間 ◆◆◆

ヒメヒコスタッフさんからの情報によりますと、現在奄美の地域おこし協力隊に所属しておられる、元シルク・ド・ソレイユメンバーの谷よう子さんが、ヒメヒコのご指導に来てくださったそう。すごい!すごい!!

皆さん、シルク・ド・ソレイユ知っていますか?
「シルク・ドゥ・ソレイユ」とは「太陽のサーカス」という意味。サーカスの伝統的なスタイルを取り入れながらも、動物を使った曲芸は一切行わず、世界トップクラスのダンサーやアスリート、舞台照明や衣装を手がけるアーティストたちが集結し、演劇やバレエなど芸術的な演出を融合して超人的なアクロバティックな技の数々をこなすなど、独自のパフォーマンスと大がかりな舞台装置で、世界的に有名かつ人気のあるショーを披露してくれます。

そんな谷さんに、ヒメヒコメンバー、独特のストレッチなど教えて頂いたそうで、とっても楽しかったようです♪ シルク・ドゥ・ソレイユで培ってきた中でのストレッチですよ。すご過ぎます。そんな貴重な経験ないですね。
新しいストレッチ、もう取り入れたかな?動物の名前でも付けたかな?ヒメヒコのサーカスバージョンやってみたくなりませんか?(すごく見たい気がする)

2. 筋トレの時間―オリジナルストレッチ!?の巻 ◆◆◆

ストレッチと言えば前回ご紹介した「小鹿」。足プルプルですが、忘れたもう一つは・・・「カエル」!でした。知ってると思いますが(生き物としてのカエルという意味ではなく、そのストレッチの格好のことよ)、カエル座りでしゃがんで両手を踏ん張り、お尻を持ち上げる、というあの「浮いているカエルのポーズ」ストレッチです。

みんな一度はやってみたことがあるはず!?結構きついですが、10回×2~3本だそうです。(大人の皆さんは、なかなか‘浮いた’カエルになれないのでは?若さっていいですね。うらやましい!)

すごいね~鍛えられるね~。強靭な筋肉ゲコゲコだね~。小鹿とカエルとシルク・ドゥ・ソレイユストレッチで、あのキレのあるダンスができるようになると思うと、何だかだまされたような感慨深いものがあります・・・

3. イベント準備の時間(1) ― 「Summer Music Fes」に出演の巻 ◆◆◆

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8月27日に行われる(た)サマーミュージックフェスティバルに、ヒメヒコメンバーも出場チャレンジ!!することになりました。サマーミュージックフェスティバルとは、22歳以下の公募で開催するバンド&ボーカルコンテスト。

ヒメヒコメンバーは、普通にバンドを組むのではなく、一工夫したコラボやパフォーマンスを考案し披露する模様です。しかも、練習期間が短い!どうするヒメヒコ達(汗)・・・というわけで、この日は、個人だったりグループで、サマーミュージックフェスティバル出演のための歌や楽器の演奏の練習時間となりました。

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ヒメヒコの練習と違い、いろんな音楽・楽器ジャンルでの芸術作品を練るチャレンジャー達は、いつもとちょっと違った雰囲気。少しラフで、より今どきの高校生の横顔で、それぞれの個性が見える微笑ましい姿でした。

ヒメヒコ成功のために、どこにでも出演して、どんどん何でもチャレンジするメンバー達。いろんな所に出る!という一つ一つの経験が、君たちを輝かせていくんですね!

さて、ここで、ヒメヒコを支えるスタッフのご紹介・・・今日お話ししたのは、裏方専門の唐鎌(からかま)さん。練習時にはいつもお見かけしますが、なかなか話す機会が作れない高尚なお方です(笑)実はいつもメンバーの近くにいて、アドバイスをしたり雑談で心和ませたりしています。大切な舞台裏方で大きな役割を担って下さる、頼りになる存在の唐鎌さん。今年のヒメヒコ舞台もよろしくお願いしま~す!

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4. 踊りの時間1(灼熱の白い花) ― ご指導に応(こた)えるの巻 ◆◆◆

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アトラクションなどでよく披露される「灼熱の白い花」。その踊りの練習が始まりました。2回ほど踊ったところで、松永さんの優し~い(でも、キビッとした)、きめ細かな指導が始まります。

背筋を伸ばすところから、手や足の動き、ポーズ、立ち位置、周りとの位置関係など動き一つ一つを丁寧に教えていらっしゃいました。みんなは言われたことをしっかり聞いて、真剣に受け止め、やり直し、覚えて、より極めていくのです。師弟の信頼関係も培われていきますね。

何度も練習する度に、見ている側も「ほうっ。できてるね。なかなかやるね。すごいな」って心の中でみんなを賞賛し、褒め称えていますのよ。きっと松永師匠も手ごたえを感じて、ワクワクしていることでしょう。

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5. 休憩の時間:みこちゃんのお話の巻 ◆◆◆

(高校生と比べれば)小さな女の子が、お母さんと二人で文化会館にやって来ました。メンバーのご家族かな?と、声を掛けてみると・・・いいえ、ヒメヒコの練習を見学に来ていたのでした。

名前はみこちゃん。どうして見学に来たのか尋ねると、「ヒメヒコが大好きなんです」と。現在中学1年生のみこちゃんは、小学校5年生の時にヒメヒコの舞台を観て、とても感激・感動し、ヒメヒコに絶対入りたいと思ったのです。そして少しでもヒメヒコのそばにいて、ヒメヒコに関わっていたいと、いてもたってもいられず、その日も練習を見に来たというわけです。

お母様に「お母さんは反対とか心配とかなかったんですか?」と尋ねると、
「いいえ、何か打ち込めることができて、すごく良かったと思っています」とのこと。子どもたちが何か好きで打ち込めることがあるって、人生の中で原石を見つけたのと同じですよね。あるいはその子の原石が見えたというか。

ヒメヒコのみんなも一人一人がそうですね。これから少しずつ磨いて、光り輝く宝石になっていく。君は何色の宝石になるんだろう? 一人一人違う色。いろんな色があるけれど、どれも素敵な貴重な大切な光り輝く宝石になっていく。ヒメヒコのみんなは、大隅の素晴らしい宝物です!

そして、もうここにも、目の前に未来のヒメヒコメンバーがいるのかと思うと、本当にワクワクします。そういえば、メンバーの中には同じように小学生の頃からヒメヒコに憧れて、ずっと高校生になるのを、そして本物のヒメヒコメンバーになるの夢見て待っていた子たちもいるんですよ。

あなたは小学生?今年度のヒメヒコ絶対見に来てみて。すごいよ~。未来のヒメヒコになりたくなるよ。そして、努力と熱意が周りの人に伝わる時、自分だけでなく観に来て下さる人たちも幸せにできるっていう、素晴らしい経験ができますよ。あなたが高校生なるまで私は待ってま~す。スタッフのみんなも、先輩たちもね!

6. イベント準備の時間(2) ― 「リナシティまるごと博物館」に出演の巻 ◆◆◆


アトラクションのリハーサル風景

さて、サマーミュージックフェスティバルに続き、8月11日に行われる(た)「リナシティ まるごと文化博物館」でヒメヒコがまたまたアトラクション出演します(した)!どこでも何でもチャレンジャーですね。

今回の「まるごと文化博物館」は、鹿屋に関係する様々なジャンルの文化を「まるごと」集めるという企画で、雅楽の演奏やお茶、お花、囲碁や釣りほか多数の文化芸術体験ができる楽しいイベントでした。中でも、ヒメヒコのストーリーの中で重要な役割を果たす「剣」は鹿屋市吾平町で見つかった「象嵌装太刀(ぞうがんそうたち)」という歴史的大発見の太刀をモチーフにしており、そのトークショーも行われました。

私もトークショーしっかり聞かせて頂きましたが、そんな歴史を背負ったヒメヒコのストーリーが、また一段と深みを増して思い出されたのでした~。

◎象嵌装太刀とは
「象嵌(ぞうがん」とは、「象」=かたどる、「嵌」=はめる、という意味があり、異なる材質同士を嵌め込む技法のことで、「象嵌装太刀(ぞうがんそうたち)」とは、象嵌技法が施されている大きな刀という意味です。ちなみにこの刀には鉄に銀が嵌め込まれています。

約1500年前の古墳時代のものと思われるこの象嵌装太刀は、鹿屋市吾平町の中尾地下式横穴墓群で発見されました。鹿児島県では初めての出土で、ツバに心葉文(鳳凰(ほうおう)を表す模様)がある刀としては全国で16例目、九州では4例目の大変貴重な出土品です。朝鮮半島からの渡来品か、大和地方で製作されたのものが中央政権との交流により、大隅の人(鹿屋の人?)に与えられたものではないかと考えられています。

そのイベントの舞台でアトラクションをする(した)ヒメヒコ達。そのための練習もバッチリしましたよ~。ホント、心身ともに鍛えられますねぇ。

さて、舞台で見せるはヒメヒコクライマックス「大隅、大好き~!」の場面。

「一千年の時を超えて、再び結ばれたこの絆。
ここで学んだ結(ゆい)の心を、永遠に受け継いでいこう。
繋いできた10年。これからの10年。
私たちはずっと変わらずここから叫びたい。」
そして「大隅、大好き~!!」

白熱のアトラクションとそのセリフで、
大切な、大好きな、故郷(ふるさと)大隅の文化を、ずっとずっと受け継いでいきましょう。
というメッセージを放ち、見ている人をそんな気持ちにさせたことで、この日のアトラクションも大成功でした!

7. 言の葉の時間 ― 台詞(せりふ)・歌詞が語るものの巻 ◆◆◆

ヒメヒコ舞台をご覧になるであろう皆様に、今回から少しずつ、ひとつの詩(うた)として、ヒメヒコで歌われる歌詞や台詞(せりふ)をご紹介していきます。

今回はメインとなる曲の一つ「豊年節」です。

♪イヨハレ 西の口から 白帆や 巻きゃ巻きゃ来より ヨイヨイ
蘇鉄のどがき粥や 半くぶしよ うとぅみましゅうなろや
ヤーレ 西の口から 白帆や 巻きゃ巻きゃ来より ヨイヨイ
蘇鉄のどがき粥や 半くぶしよ うとぅみましゅうなろや

イヨハレ 線香ぬうねぇんだな 松木の葉ば 線香 ち灯 ヨイヨイ
山川観音丸 二番漕ぎ 願おうなろうやな
ヤーレ 線香ぬうねぇんだな 松木の葉ば 線香 ち灯 ヨイヨイ
山川観音丸 二番漕ぎ 願おうなろうやな

ヤーレ やらしば またくいくい

ノリのいい歌ですから、言葉は分からなくても楽しくなっちゃうんだけど、実はこの唄、歴史的背景の深い意味が込められています。

歌詞そのものの意味は、

・西の口から  →  北の湾口から
・白帆や 巻きゃ巻きゃ来より  →  白い帆をふくらませて船がやって来た
・蘇鉄のどがき粥や  →  ソテツの幹を水にさらして毒抜きをした後、乾燥させて粉(澱粉)にして作るおかゆは
・半くぶしよ  →  半(強調ことば)こぼして捨ててしまえ!
     
・線香ぬうねぇんだな  →  線香がないから
・松木の葉ば  →  (代わりに)松の木の葉を
・線香 ち灯  →  線香として灯し
     
・山川  →  鹿児島県薩摩半島の山川港の
・観音丸  →  観音丸号の
・二番漕ぎ  →  (年に一度の)来航が二度になるよう
・願おうなろうやな  →  願おう
     
・やらしば またくいくい  →  お囃子(おはやし) また来い来い

豊年節は収穫の喜びを唄ったものではなく、かつてサトウキビ生産地として、薩摩の支配下で奴隷のように重労働を強いられた奄美の島の人々が、米や食料を運んでくる薩摩船の来航を喜ぶ唄です。

薩摩の観音丸が来るということは、お米が運ばれてくる、もうすぐお米が食べられるということで、1番の歌詞にあるように、もう蘇鉄(ソテツ)のおかゆはいらないよ、と嬉しさを表しています。そして、もう飢えに苦しまなくても済むという喜びの気持ちを唄っているのです。

昔の奄美の村人たちの思いが、よく伝わる島唄ですね。日本人としてのDNAは、こうした日本の島唄にも懐かしさを感じるのではないでしょうか。

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8. 踊りの時間2(豊年節)- 笑顔とキレの良い動きを目指しての巻 ◆◆◆

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そんな島の人たちの気持ち・文化を伝える「豊年節」。さぁ、どんどん踊りの練習です!
笑顔で楽しそうに踊るメンバーたち。踊る時に笑顔だと、踊りそのものが、そして舞台がパァッと明るくなりますね。見ている方も笑顔になって、一緒に踊りたくなってきます。そうそう、みこちゃんも客席で一緒に踊っていましたよ♪

そしてまたまた、松永さんのきめ細かい指導です。
立ち位置、動き・・・印象の残ったのは、
「30cmの丸い板の上に乗って、標高100mの山の上で踊っているつもりで」
体幹の強さが試される、ぶれない踊りをしなさい、ということですね!
だから小鹿ちゃんの筋トレ、筋トレ。

9. プロローグ:何を思う? ― ヒメヒコの台詞より ◆◆◆

☆ヒメヒコの台詞から「じっくり考え、何かを思う」きっかけのコーナー☆

奄美の島がヤマトの国との国交を交わしたことに憤りと心配を感じるヒコが言います。

「ですが、私はこの島が本当に好きです。この島をヤマトが治めるようになってしまえば、島の暮らしも変わっていくでしょう。美しき島の歌。島の祭り。何よりも島の魂まで失ってしまうのではありませんか。」

・・・あなたにとって「島の魂」「ふるさとの魂」とは?

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