写真コンテスト

かのや『ばら』と『海』フォトコンテスト2017受賞作品

一般部門『ばら』の部

一般部門『海』の部

浅井愼平氏コメント
 皆さんが自分の個性を発揮して自由に撮影し、応募してきていることを、今年は強く感じました。一言で言えば、工夫を凝らしながらも、写真を撮ることを楽しんでいるのではないかと思い、嬉しくなりました。
 応募された方の数だけの個性があり、以前に比べると、はるかに自由になっている点が、とても良いと思います。その分、審査する側にも責任があるので、見落とさないように審査をさせてもらいましたが、どれも非常に個性的な作品ばかりでした。今回は良い意味で疲れました。
 「ばらの部」は、バラ自身が元々力を持っていますので、ついそれに甘えてしまう部分や、自分のものにしようとする手立てよりも、バラに寄り掛かるというような部分がありましたが、自分のものにするだけの力が、皆さんについてきたのではないでしょうか。
 「海の部」は、以前に比べ数段に皆さん上達されていて、限られた鹿屋の海でありながら、非常に撮影のバリエーションが多くなった点が、素晴らしいことだと思います。
 「ばらの部」も「海の部」も、ここ数年、だんだん表現が豊かになってきていて、自分の見方をどこまで写真にするかという工夫も高まりつつあり、競争も激しくなっています。
 観察力がだんだん豊かになってきたというか、ただ情景に心打たれるだけではなくて、それを写真に込めて見る人へ伝えられる、また伝えようとする努力が一枚に残されているものが多かったように感じます。
 ただ「バラ」を撮る、「海」を撮るというよりも、その時の情景が持っていた空気感や温度、光の状態などを良く見ている、あるいは良く感じているという部分が、非常に好ましかったです。
 バラの見方、あるいは地元の海の風景の見方が非常に個性的になっていて、自分の目で見て表現するということは、とても良い傾向だと思います。

アドバイス
 入賞するのが年々難しくなっている気がします。残念ながら落選してしまった方の中にも、まだまだ上に行けそうな人たちも、いっぱいいらっしゃったという気がしました。
 ひとつは、カメラというものは非常に使いやすいものとなり、誰でも撮れるようになっていますが、やはり自分のものとして、自分の目の代わりに写真をどこまで機能させることができるか、だと思います。
 上位の人たちは、皆さん写真を見れば分かるのですが、機材と自分が一体化しています。メカニズムの力を借りながらも、自分の感性を作品に置き換える力の高い人が、上位に残っているという感じがします。
 テーマが「バラ」と「海」と、どちらも表情が非常に豊かなものなので、その分だけ撮り甲斐はありますが、うっかりすると凡庸にもなってしまいます。
 自分の見方を強く持っている人が、やはり上位争いに残ってくるのではないでしょうか。

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